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Bianchi PEREGRINE (1997-2003)

 子供の頃を除けば、97年初冬に買ったこのMTBが、私にとって初めてのスポーツサイクルです。
 ビアンキを選んだ理由は、私が10代だった大昔にすごくカッコ良く見えた自転車がビアンキだったから。なので当然、憧れるのはロードレーサーでした。しかし初心者が日常の足としてガンガン乗り回すのにいきなりロードレーサーというのは、かなりの冒険に思えました。で、選んだのがフルリジッドMTBのPEREGRINEというわけです。まあ、結局はあとからロードレーサーを買い足すことになるんですけどね。でもとりあえず最初の1台としてこの自転車を選んだのは、それなりに正解だったんじゃないかと思ってます。
 ちなみに私は個人的な美学の問題からアルミの自転車はあまり好きじゃないので、この自転車を選ぶ際にもクロモリのフレーム、という条件で探しました。ラグに対してはそれほど極端な思い入れはないのですが、最近の廉価版ビアンキで行なわれている決してキレイとは言えないTIG溶接を見ると、アレじゃなくて良かったなーとは思います。
 ところでこのPEREGRINE、当初はタイヤを太めのスリックに交換する程度で乗っていたのですが、後にニフティの自転車フォーラムの人たちと知り合ってからは、数知れぬ改造が加えられていくことになります。とくに大改造が加えられたのは、2001年の春頃に気の迷い(?)から行なったツーリング車化計画。ただ、結局MTBベースでは真似事の域を出ないということが分かったのと、気がつけばかなりの車重に達してしまったため、シンプルかつ軽量を目指した本来のMTBらしいカタチへと回帰させることになりました。

追記

 オールマイティを狙ったこの自転車でしたが、2台のロードレーサーに乗るようになってからは舗装路での出番はほとんどなくなってしまいました。かといってオフロードをフルリジッドで走るには体力的にもキツくなってきているのも事実です。
 一時期は、なんとかフロントサスだけでもつけようかと、ロックショックスの1インチコラム軽量クラウンを探し出して入手したりもしました。しかし今となっては、クラウンから脱着可能なレッグの良いものを手に入れるのが非常に難しいという壁に直面。結局は挫折してしまいました。
 非常に愛着のある一台ではあったのですが、乗らない自転車を死蔵し続けるのは意味が無いし、置き場所にも困ります。結局、多少のパーツ交換の後、自転車を欲しがってた職場の同僚に譲ってしまいました。ちゃんと乗ってもらえてるのかなあ…。 inserted by FC2 system