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DAHON Speed P8 (2003/1-2006/9)


7410デュラのクランクのインナー側にTAの52Tを装着。チェーンは工具無しで切離しできるウィッパーマンの808
リアディレイラーは77デュラ、カセットスプロケットは8速XTRの11-28Tを組む。折り畳み時の引っかかりを防ぐため、シフトワイヤーにはアヴィドのローラーマジッグを取りつけた
プリモ・コメットは100psiまで入る高圧タイヤ。舗装路の漕ぎの軽さはダントツ
 近所に買い物に行くのに使える実用性を持ち、かつ輪行でお散歩サイクリングする際にもそこそこ走れる折り畳み自転車が欲しいなー、という気持ちは随分前から持っていました。しかし自転車歴が長くなり、いろいろな事情に通ずるほど、その何気なさそうな要求がじつはすごく難しいんだということが分かってきます。結局は必ずどこかを捨てなければならないんですよね、少なくとも今の技術で自転車が作られている限りは。
 となれば、どこにコダワりどこを捨てるかをハッキリさせなければならないわけですが、やはりまず重視したのは走りの性能でした。もちろんロードレーサー並みの走りをロードレーサー以外で求めようとしたって無理なのは分かってます。ただ基本的に自転車は走ってナンボ。一日100kmとまでは言わなくても、40〜50kmくらいは極端に辛い思いをしなくても走れる性能が欲しいところです。
 そうなると常識的に考えればホイール径はある程度大きい方がいいわけで、選べるタイヤも考慮すると20インチあたりが妥当なところです。もちろん折り畳みであるからには、輪行で移動する時に楽に持ち運べる点が重要な要素なわけですが、20インチなら仕舞い寸法もまあ許容範囲です。求めるとすれば、より小さくなることよりも軽いことの方に目を向けた方が良さそうに思えます。
 で、20インチの折り畳みで値段が手頃な自転車というと、真っ先に思いつくのは定番中の定番、ダホンのラインナップでした。二つ折りフレームに関しては歴史が長く、関連特許もかなり取得しているとか。折り畳み機構はちょっとしたガタがあっても走行性能に影響する部分だけに、なるべく信頼できるメーカーのものにしたいところです。
ブレーキレバーは8速XTで、右がシフター一体、左が独立タイプ。ハンドルバーはイーストンのEA70を短く切り詰めた…というか、短く切り過ぎてMTBじゃ使えなくなったものを廃物利用(笑)
Vブレーキは8速時代のXTでパラレルリンクタイプ。ただしシューはシマノ製だとやたらとリムを削ってくれるので、ノーマルの一体型のものを使う
 そのダホンにもいろいろなモデルがあります。しかし軽さを求めるならなるべくシンプルなサス無しが、またサスが無くても乗り心地の良さを求めるなら、アルミよりもスチールのフレームの方がベターに思えます。そんな感じで条件を絞り込んでいって見つけたのがスピードP8でした。過不足ないと思われる8速の変速系を持ち、フレームはクロモリ。重量も標準状態で12kg程度なので、ちょっとパーツを交換して軽量化してやれば、オプションパーツをいくつか加えたとしても持ち運ぶ気になる重さに収まりそうです。
 そしてこの自転車、なによりも魅力的なのが値段でした。ネット通販で型遅れ(私の場合03年に02モデルを購入)を買えば3万円台。変に追加投資をしなければ、ン十万円のロードレーサーと違って気軽に買い物自転車として使えます。
 でもいざ手元に自転車がくると、やはり改造したくなってきちゃうんですよね。まずノーマルで一番不満だったのはスチール製のステム一体ハンドルバー。これは重そうというだけじゃなくてポジションも今一歩窮屈な感じです。第一、格好がヨロシクない。そこで純正オプションのアルミ製アジャスタブルステムに交換。さらに手持ちのイーストン製アルミハンドルをつけると、500g近い軽量化になりました。もちろんポジションもだいぶ楽になりますし、見た目の高級感もかなりアップ(自己満足)。
 また最初に履いていたリッチーのタイヤは、ブロックタイヤというわけじゃないのですが、見た目以上に走行抵抗が大きめでした。そこで自転車仲間の間でそこそこ評判のいいプリモのコメットというスリックタイヤに交換。コイツは100psiまでエアが入り、実際、かなり走りは軽くなりました。
 また日常の足として使うには実用性アップも重要なポイントです。そこで前後ともにしっかりとタイヤをカバーするフェンダーを装着。これは純正オプションですが、ノーマルタイヤだと装着が難しいという不思議なパーツです。
 と、まあ、ここまでは初期のコンセプトを目指すための改造なので良かったのですが、ついつい歯止めが利かなくなってしまうのがメカ好き自転車乗りの性。ふと気がついてみると何故か、クランクは7410デュラ、チェーンリングはTA、リアディレイラーは77デュラ、スプロケットはXTR、ブレーキレバーは右がシフター一体型、左が独立型のXT、ブレーキもXT、ペダルはタイムアタックといった具合になってました。まあ、ほとんどが手持ち部品とはいえ、これじゃどう考えたってパーツの方が自転車より遥かに高いじゃん…。
 サドルも一時は手持ちのセライタリア・フライトがついていたのですが、アップライトなポジションではお尻が痛くなって仕方ないので、一時的にノーマルに戻した後、セライタリアXOトランザムを装着。ロードレーサーじゃ柔らかすぎて使う気にならないサドルだけれど、ダホンだとなかなか快適です。


フレームダホン スーパーライト4130クロモリ
フロントフォークダホン クロモリ
ステムダホン スチール ダホン アジャスタブルステム(アルミ)
ハンドルステム一体 イーストンEA70
レバープロマックス シマノ デオーレXT(右:BL-M739/左:ST-M739)
シフターシマノ レボシフト ブレーキレバー一体(ST-M739)
ブレーキプロマックス シマノ デオーレXT(BR-M739)
ボトムブラケットシマノ BB-UN72
クランクダホン(170mm/44T) シマノ デュラエース(FC-7410/170mm/52T)
リアディレイラーシマノ ソラ シマノ デュラエース(RD-7700)
リアスプロケットスラム(11-30T) シマノXTR(CS-M950/11-28T)
チェーンZナロー シマノ
ボトルケージミノウラ ジュラケージ
メーターキャットアイCC-CL100
リムアレックスリムDA16
タイヤリッチーROV'R(20×1.5) プリモ コメット(20×1.35)
サドルダホン セライタリア フライト セライタリアXOトランザム
ペダルタイム アタック
バーエンドバーウノ
マッドガードダホン純正オプション(樹脂)
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