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KONA EXPLOSIF TI (2018/01〜2020/05)


グイーンと伸びた前三角に湾曲したダウンチューブが、いかにも最近のMTBらしいフォルム
KONAのチタンフレームはリンスキーが制作を担当しているため、シートチューブには見慣れたマークが
スライド式の別体リアエンドを採用。一番後ろにセットすれば、2.8インチ幅のタイヤがギリギリ入るらしい
フレームについてきたフォークはFOX 34 Factory。インナーチューブが34mmφでストロークは150mm
Factoryはインナーチューブの表面処理がカシマコートの高級品。自分にはちょっと勿体無いブツであります
初の27.5インチMTBということで、ホイールは新規購入。ebayでブースト対応前のコバルト3を安め価格で落札した。コバルトのホイールはこれで3セット目
リッジラインではMTB Gaapと共用だったクランクも新規購入。ダブルで程良いギア比のe*thirteen
品切れ中で入手が遅れたBSA規格ハンガー用の専用BB。コレが無いためしばらく組めなかった
50mmの短いステムはレンサル。240度クランプという面白い設計に惹かれて購入したもの
油圧ディスクブレーキは2セット持っていたが、MT8を11月の王滝で壊してしまったためMT6を購入
一応、形にすることができた。ハンドルが妙に高かったりサドルが適当だったりするので、本当にとりあえず状態
この状態で重量を量ってみたら11.24kg。フレーム単体でリンスキーより330gほど重いのでこんなもんかな

手元にMTBが無いとやっぱり寂しい

ここ10数年の間に、MTBをとりまく環境は大きく変化した。それまでホイールサイズは26インチでほぼ統一されていたのが、2000年代に入って29インチが登場。その時点では26インチと棲み分けるようなところがあったものの、2013年頃に27.5インチが登場してからは、急速に26インチが駆逐された感がある。

またフロントフォークのコラムも、結構長いこと1-1/8インチのいわゆるオーバーサイズ(OS)が標準だったのに対し、最近は1-1/8〜1-1/2インチのテーパードが普通。それに伴ってフレームのヘッドチューブも、テーパードか44mmストレートじゃないと、現行のフォークを使うのが難しくなってきている。

ホイールのアクスル周りの規格にしても、随分と様相が変わった。以前はDHマシンを別にすれば、フロントはロードレーサーと同じ100mm幅で9mmクイック、リアは135mmでやはりクイック仕様というのが普通だった。それがフロントに15mmスルーアクスルを使うようになったかと思ったら、その後はリアも142mm幅で12mmスルーアクスルが珍しくなくなり、さらに最近はフロントが110mm幅、リアが149mmのブースト規格なんてものまで登場してきている。

MTBに話を限らなければ、BB規格の乱立もあって、とにかくユーザーは何を選んだらいいのか分かりにくいし、適合パーツの確保の問題にも頭を悩ますことが多くなった。

ちょっと前まで所有していたMTBのリンスキー・リッジラインLT26は、そんな規格の変遷に取り残されてしまった1台だった。とくに深刻だったのがヘッドチューブがOSだったこと。

リッジラインとMTB仕様Gaapは、同じOSヘッドチューブ同士ということで、フロントフォークを共用にしていたのだが、ちょっと運用しているうちに、使い分ける度にフォークを組み替えるのが面倒になった。まあ、そりゃそうだよね。

じゃあ組み替え無しに稼働できるよう、リッジライン用にもちゃんとフロントフォークを用意しましょうかね、と物色を初めてみたところ、すでにそれなりのグレードでOSコラムのものなどほとんど流通していない。これには参った。

まあ、レフティフォークをもう1本と1インチコラム用アダプターを買うという手もあったけれど、レフティ自体、新品は主力が27.5インチや29インチ用になってしまっているし、そのせいか中古も結構な値段で取引されている。今更古いモデルを高値で買うのもなんか癪だ。

それに26インチはタイヤの選択肢も少なくなってきたこともあって、なんだかそれも面倒になり、結局はフレームを手放してしまった。

そんなわけで、しばらくはオフロードを走れる自転車はMTB Gaapのみという状態。まあ、走る場所がダブトラなら、MTB Gaapでも想像以上によく走ってくれる。“付き合い”的要素が無いわけじゃなけれど、たまに王滝を走るくらいならこれでも充分だなと思えないでもなかった。

でもMTB遊びとしては、シングルトラックの里山を走るのも楽しい。さすがに20インチのMTB Gaapだと、木の根が張った路面では引っ掛かって進めなくなることも多く、そういうところもある程度楽に走るには、やはり26インチ以上のMTBも1台欲しい。

で、手持ちのパーツを生かしながら1台組めないかな考えていて、MTB仲間のY下さんやUさんにちょっとそういう話をしたら、「ある程度の出費をして今更26インチは無いんじゃない?」とのお言葉。テーパードコラムのフォークが入るヘッドチューブさえ持っていれば、26インチでもリッジラインの二の舞にはならないかな程度に思ってたけど、普通に考えればたしかに「今更」だよねぇ。

27.5インチMTBは6台目のチタンバイク

ならば27.5インチで探してみますかねと思いオークションで見つけたのが、KONAのエEXPLOSIF TIの中古フレームだった。中古とはいえ個人的に大好きなチタンフレーム。しかも即決価格で落札すればFOXのフォークもついてくる。

EXPLOSIF自体は結構昔からあるモデルだけれど、ちょこちょことモデルチェンジをしながら最新のトレンドを取り込んでいるところがKONAらしいところ。出品されていたのはステッカー等から判断すると2016年モデルなので、最近流行りのフォワードジオメトリーっぽい設計になっているし、別体エンドで今後の規格変更にもある程度対応できそう。

結局、そのフレームをポチッと落札。初の27.5インチなのでホイールを新規購入したり、その他にもいろいろとパーツを買いそろえたりで、結果的に結構な出費になってしまった。でもやっぱりMTBは1台あると楽しいから、まあ、いいかっ。

結局…

いい感じに組めたMTBだったけれど、近場で手軽にMTB遊びができる場所の開発が進んでほとんど走れなくなってしまったうえに、遠征する仲間付き合いもなんとなく途切れてしまった。そのため乗る機会が激減。家の中で無駄に飾り物になっているなら、有効に活用してくれる人の手に渡った方がいいように思えたので、ネットオークションで売却することになった。何故かMTBとはあまり長く付き合えないなぁ…。


FRAMEKONA EXPLOSIF TI (S)
HEADSETInternal
FORKFOX 34 Factory (150mm)
SEAT POSTcrankbrothers Cobalt3 (31.6mmφ)
SEAT CLAMPcrankbrothers Split Seat Clamp
STEMRENTHAL Apex (50mm)
HANDLE BARcrankbrothers Cobalt3 (low rise)
GRIPScrankbrothers Cobalt Foam Grips
BRAKEMAGURA MT6
SHIFTERSRAM X.0
CRANKe*thirteen (170mm 36/22T)
FRONT DERAILLEURSRAM X.O.
REAR DERAILLEURSRAM X.O.
SPROCKETSRAM PG-1070 (11-36T) with FIREEYE (42T)
CHAINKMC X10SL
WHEELcrankbrothers Cobalt3 Ver.3
TIRESCHWALBE NOBBY NIC 27.5x2.25
SADDLESelle Italia SLR XC flow
PEDALcrankbrothers Mallet3
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