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 Cannondale M300 (1998/2-2003/3)


 私がビアンキのMTBで自転車生活を始めた頃、匿名R恵さんは50ccのスクーターを日常の足として使っていました。ところが近場のファミレにご飯を食べに行くにしてもちょっとした買い物へ行くにしても、大して所要時間が変わらないどころか、下手をすれば自転車で言った方が早かったりします。そんなことが何度もあったため「私も自転車を買う」と言い出した匿名R恵さん。たまたま匿名R恵さんの家と私の家の間にそこそこ名の通った自転車屋さんがあったので、とりあえずそこへ行ってみることにしました。
 手頃な値段で気楽に使える自転車といえば、当時はフルリジッドのMTBかクロスバイクといったところが定番。そのお店でこの辺がいいのではと提案されたのも、キャノンデールのフルリジッドMTBとクロスバイクの2台でした。クロスバイクの方は一般的なダイヤモンドフレームでカラーリングも渋いダークブルーメタリック。一方MTBの方は鮮やかなレッドで、しかもトップチューブを2本のチューブで組み上げた個性的なフォルムです。
 匿名R恵さん的にはどちらかというとクロスバイクが良さそうに思えたようですが、私の目にはMTBの方がグッと魅力的に見えます。なので適当にアドバイスをしながらもそれとなくMTBの方へと引導し、結局は真っ赤なフレームに黄色いロゴが輝くM300購入と相成りました。
 私のビアンキMTBと同様、匿名R恵さんもこのM300で自転車の楽しみにすっかり目覚めたようで、オフロードこそ数回しか走らなかったものの、オンロード用タイヤを履かせてじつにいろいろなところを走り回りました。また、一度だけクルマとの軽い接触事故があり、その時の修理をきっかけに7速だった駆動系を8速に、カンチレバーだったブレーキをVブレーキへとアップグレードしています。
 ただ残念なことにこのM300は匿名R恵さんが乗っている時にほとんど写真を撮っていませんでした。写真はその後フレームを譲渡したFCYCLEの友人Hさんが、自前のパーツで組み直した姿です。とはいえ当時の雰囲気ほぼそのまま。そして今でも現役で頑張っているというのは嬉しいことですね。

フレームキャノンデールM300
ステムCODA
ハンドルCODA
ブレーキレバーシマノBL-M739
ブレーキシマノ デオーレXT BR-M739
クランクシマノ デオーレXT FC-M739
シフターシマノ デオーレXT ST-M739
フロントディレイラーシマノ デオーレLX
リアディレイラーシマノ デオーレLX RD-M550
サドルセライタリア フライト
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