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ブレーキのリターンスプリング交換

 11月のツール・ド・おきなわ本島一周サイクリングに参加するため、羽田→名護間を飛行機と高速バスで輪行。現地に着き輪行をほどいた時に、ポロッと自転車から落ちたのが、フロントブレーキのリターンスプリングでした。結局ツール・ド・おきなわ期間中は、ブレーキアーチを髪留めゴムで引っ張る応急処置でなんとか走ったものの、そのままにしておくわけにもいかないので、スプリングを神宮のショップで購入して交換しました。

 ポッキリと折れたリターンスプリング。輪行袋の中で折れたのは不幸中の幸いで、スプリングとブレーキアーチの間に挟まる黒い樹脂製のリテーナーを無くさずに済みました。
 スプリングの折れ口を見てみると、内側から金属疲労のヒビが成長し、最後に外側が破断したのが良く分かります。
 分解はまずセンターシャフトのナットについている回り止めのイモネジを外すことから。充分に緩めてやるだけでもOK。
 アーチを閉じた状態にしてちょっとずらすとボルトの頭が見えるので、アーレンキーで押さえながら13mmのスパナでナットを外します。イモネジが当たっていたところはネジ山が若干崩れていますから無理をせずそっと外します。
 ナットとワッシャを外すと、溝の中にスプリングが嵌め込んであるのが見えます。結構固く嵌り込んでいるので、プライヤー等で引っ張り出します。
 折れたスプリングを外したら、新品のスプリングを同じようにセット。この段階でスプリングの角度をちゃんと合わせておきます。
 ワッシャ、ナット、回り止めのイモネジを元通りに戻します。ナットは緩いとガタが出るし、締めすぎるとアーチの動きが渋くなるので、ベアリングの玉当り調整の要領で締め具合を調整。最後に樹脂製のリテーナーを介してスプリングをアーチに引っ掛ければ出来上がり。
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